H30年度Blue3ders環境講演会に参加しました。
  
 ←戻る     


 日時:平成30年10月6日(土)13:15~16:30
 会場:東京工業大学 大岡山キャンパス 大岡山西講義棟1 レクチャーシアター
 主催:目黒環境推進グループ Blue3ders
 後援:エコライフめぐろ推進協会
 
  目黒区環境推進員によって設立された環境自主グループBlue3dersさんが、「つなげる ひろげる ECOネットワーキング」をテーマに行なった、「Talk Event 2018」です。

 主旨(http://www.blue3ders.com/index.html より引用)
 「現在環境に関して活動を行っている組織には、行政、企業、大学、市民など様々な母体で構成されたものがあります。しかしそれぞれの連携を模索する取り組みにも関わらず、これらを「つなげて」「ひろげる」活動の場がほとんど無いために、有機的かつ重層的な連携を基盤とした協働による成果はなかなか生まれてきませんでした。私たちはさまざまの人々が一同に会する機会を創り、それぞれの活動を相互に理解しあう場を提供し、その後も「触媒」として協働による「変化」を加速する役割を果たして行きます。」

 以下の内容紹介の記事は、すべて http://www.blue3ders.com/index.html さんからの引用です。
「目黒川の桜」
 目黒区都市整備部みどりと公園課公園計画係 
 坂本 杏子 氏
毎年、目黒川にはたくさんの人が桜を見に訪れます。ソメイヨシノは短命と言われますが 、目黒川の桜が見られなくなってしまう日が来るのでしょうか。目黒区では、ふるさと目 黒の桜の風景を後世に伝えていくため、地域の方々とともに桜の保全に取り組んでいます 。
なぜ桜を保全するのか?目黒のサクラ保全事業の取組みを通し、桜と人とのつながりや 身近な自然の大切さについて皆さんと考えていきたいと思います。

「目黒の川の水と私たちの使っている水はどこから来てどこへ行く?」
 環境カウンセラー市民部門・元目黒区川の資料館解説員 
 新津 紅 氏
身近な川や私たちが現在使っている水は、どこからどのように来ているか、また、どこへどのように流れていくか、考えたことはありますか?
昔と今とでは大きく違っており、今でも変わりつつあります。
水について考えることは私たちの生き方、社会の在り方について考えること。 目黒の川の資料館で多かったご質問をクイズにしながら、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
「キャンパスの森の流域交流」
 慶應義塾大学・日吉丸の会 代表 小宮 繁 氏
私たちは、慶應義塾大学日吉キャンパスで、生きものの賑わう、安全安心な環境造りを目指して、雑木林の再生活動を行っています。保全も防災も流域単位で考える、「流域思考」(岸由二氏)に基づいた流域貢献活動です。日吉キャンパスは鶴見川流域にありますが、流域内の他の市民団体・NPO・企業・行政組織との連携も、そうした活動の一環として、私たちにとってとても重要なものとなっています。

「FSC®森林認証と紙容器」
日本テトラパック株式会社 サーキュラーエコノミーマネージャー 
 金井 路也 氏
皆様の普段の生活の中でご愛用いただいている飲料/食品用の紙パック、その紙パックにFSC ®ラベルと呼ばれるマークが最近付き始めているのをご存知ですか? FSCラベルが意味すること、どのように持続可能性に貢献するかをお話したいと思います。さらに、様々なステークホルダーとのネットワーク作りを通して、FSCラベル付き商品が拡大していることをご紹介いたします。交流会での意見交換も楽しみにしております。
 「ブルートライアングルプロジェクト ~おもてなしのまちづくりに向けて~」
 大田区都市基盤整備部都市基盤管理課 
 粕谷 絵美子 氏
大田区の木をご存知でしょうか? 大田区の木は『クスノキ』。そのクスノキの葉を食べるアゲハチョウの仲間がいるのです。蝶の名前は「アオスジアゲハ」といい、オーストラリアでは「ブルートライアングル」と呼ばれています。大田区では、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向け「おもてなしのまちづくり」として、アオスジアゲハの舞うロマンティックな空間づくりを目指しています。
「地域ぐるみで考えるエネルギー」
 東京工業大学 環境・社会理工学院 地球環境共創コース
 教授 神田 学 氏
大井町線から見える太陽パネルでぎっしり覆われた建物(環境エネルギー棟)をご存知でしょうか?東工大では、エネスワローと呼ばれるスマートグリッドを開発しました。これにより、太陽電池、燃料電池、排熱利用をうまくミックスして、電力需要が逼迫する夏の日中などの電力消費ピークを大幅にカットすることに成功しました。エネルギーは環境・街づくりの要です。
エネスワローのようなシステムは地域でも可能なのでしょうか?地域ぐるみで将来のエネルギーのこと、みんなで考えてみませんか?